ドイツ蹴球記 〜19歳ドイツで学ぶ〜

ドイツ流、僕が世界で感じたこと

ドイツから日本へ一時帰国〜日本の水際対策

こんにちは現在ワーキングホリデービザにてドイツでサッカー留学中の大学生です!

 

 

この前、姉の結婚式があったため2週間の休みをとって一時帰国をしてきました。日本は現在も世界各国と比べると厳しい水際対策をしいており必要な書類等検査があったりと入国するために様々な条件を設けています。今回は私が帰国する際に必要だったことまた、ウクライナ情勢による飛行機に対する影響などを自身の体験をもとにお話ししていきたいと思います。

少しでも役に立つ情報を発信できれば幸いです

 

⚠︎この記事に書かれていることは2022年4月日現在のドイツから日本入国者に対する情報となっております。あらかじめご了承ください。

 

 

 

①日本の水際対策

現在日本の水際対策の処置として3日間の施設待機・3日間の自主隔離+自主検査(自主検査しない場合は7日間)・待機なしの3つの対策方法が設けられています。

ドイツの場合は

ワクチンの接種が3回なら待機なし。

ワクチンの接種が3回未満の方は自宅待機3日後の自主検査により待機終了。

ワクチン未接種の方は施設隔離後に陰性の結果を出すことで待機終了。

それぞれの方の状況によって対応が異なるのでしっかりと確認してください。

 

新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について|外務省

 

②帰国前に準備すること

 

さてここからは私の実体験を元にお話ししていきます。

 

まずは何より飛行機の搭乗時間の確認を少なくとも1週間前にはしておくことをお勧めします。私は今回の帰国に当たって飛行機の時間が2回ほど変更になりました。

というのもウクライナ情勢の影響でロシアの空領を迂回しなければならなかったため変更になってしまったとのことでした。私の場合は変更のメールが来ていたのですが2回目は迷惑メールの方に入っていたので、気づいてなかったら本当に危なかったです。

 

自分の搭乗時間を確認できたら日本入国時に必要な書類を揃えていきます。まず、搭乗時間前(ドイツから出発するときの時間)72時間以内に受けたPCRテストの陰性証明書が必要になります。またこのPCRテストも日本政府が認可している形での検査が必要になります。ドイツ大使館のホームページから日本帰国に対応している検査方法で検査してくれる検査会場の記載がしてあるページに移行できるのでそこから確認することをお勧めします。

検査証明書の提出について|厚生労働省

日本の水際対策(出国前コロナ検査の検査検体の追加等) | 在ドイツ日本国大使館

 

 

さらに日本の厚生労働省から出されている所定のフォーマットである必要があります。そうでない場合も必要事項が記入されている証明書であれば入国は可能ですが、搭乗するときや入国するときに他の人よりも確認のため時間をとられることになります。(ドイツ大使館のページに記載されている検査会場はこのフォーマットで検査結果を出してくれます)

 

 

私はフランスでのトランジットから成田に飛ぶ際に所定のフォーマットを持っていなかった方で確認にかなり時間を取られていた上に外国語での記入であったため搭乗を拒否されていた方がいたので空港で変にトラブルに巻き込まれないためにも所定フォーマットでの記入ができる検査会場、またはお願いができる病院での検査を推奨します。

 

 

とは言っても日本行きの飛行機の搭乗口には日本人の添乗員さんが必ずいらっしゃるのでごり押しでなんとか行けるかもしれませんが行けなかった時が怖いので。所定フォーマットでの書類の準備をしておくのが安心だと思います

 

 

③出国時

 

出国する空港でチェックインをする際に日本行きの旨を伝えると、厚生労働省からでているアンケートのようなものに答えているかを問われました。私はなんのことかさっぱり分からなかたのであたふたしていると対応してくれていた係委員さんが私の携帯のインターネットからページを開いて助けてくれました。本当にラッキーでした。アンケートに答えるとQRコードが表示された画面が開かれて「これを入国したら見せるように」と言われました。

 

そして次にPCRテストの陰性証明書を確認してもらったところ私は紙媒体のものを持っておらず携帯の画面を見せたところ、紙媒体のものを印刷してきてくれました。色々なサイトを出国前に確認したら電子媒体のもので大丈夫と書いてあったのですが、やはり紙媒体のものを準備していった方が無難でしょう。

 

その後荷物を預け無事に日本行きのチケットを発券してもらうことができました。いや本当に優しい係委員の方で助かりました。今までの経験でとてもそっけなく対応されることもあったのでとても嬉しかったです。横にあったサービスアンケートのニコちゃんマークのボタン3回ぐらい押してしまいました。😅

 

 

④日本に到着してから

 

 

飛行機の時間変更もあり、コロナの陰性テストに出国時の書類の確認など長い道のりを経てやっとの思いで日本に到着して歓喜の気持ちに包まれると思っていたら飛行機を降りてすぐにずらりと並ぶ数字の書かれたパイプ椅子に座らされました。

 

日本に到着してからも空港内での抗原検査で陰性を出さないと入国ができないということで検査の順番待ちをするとのことでした。待っている間にワクチン接種証明書の書類の確認、PCR検査による陰性証明書、厚生労働省QRコードなど今までの書類の確認が係の方により行われそこで待機などのルールが記載された契約書やアプリの操作方法などが書かれた書類を新たにいただきました。

 

椅子に座ってから1時間ほどして列が動き始めました。長旅で疲れている外国人の方の中にはカタコトの日本語で日本の対策は厳しすぎると係委員の方に罵声を浴びせている方も多く見受けられ他の国と比べいかに日本が厳しい対策を敷いているのかが見受けられました。

 

長い待ち時間を経て受付をすまし滞在国やワクチン接種の有無を確認された後唾液摂取による検査のため個人ブースに案内されそこで自分の唾液を検査用の容器に入れて係の方に提供します。

 

その後次の受付に行くとワクチンの接種回数、滞在国によって隔離なしと自宅隔離、ホテル隔離に分類された列に案内されそこでそれぞれ滞在期間の説明、インストールするアプリの操作説明またスマートフォンの設定の変更を係委員の方と一緒に操作してチェックをもらったら次の受付で自分の検査番号をもらい陰性の結果が出るまで待機します。

 

アナウンスにより陰性の結果が出た検査番号が読み上げられます。そこに自分の番号が呼ばれれば最後の受付に向かいます。ここでは待機中にあんぱんをいただきました。美味しかったです。検査番号を渡されてから40〜50分待ってようやく自分の番号がよばれました。

 

晴れて陰性の結果が出て受付で検査番号を伝えるとピンク色の紙をもらってそれを入国審査で見せてから預け荷物を受け取ったらやっと日本へ入国できます。ちなみに私はワクチンを3回(1回目2回目モデルナを日本で3回目モデルナをドイツで)接種済みでしたの隔離期間は無しでした、、、、、、、いやここまで長かったほんとに。。

 

 

飛行機がついてから大体1時間半ぐらいは見ておいた方が良さそうです。今は入国者数の制限も1日1万人と私が帰国した時より増えているのでもしかしたらもう少し長く時間がかかってしまうかもしれません。

 

 

 

おまけ:ドイツ入国

 

2週間の日本滞在を満喫してからドイツに帰国しました。帰国の飛行機もウクライナ情勢の影響を受けて少し出発が早まりましたが、ドイツへの日本からの入国は陰性証明もしくはワクチン3回接種済みであれば入国可能ですので私の場合、特に検査もせずドイツで使われているデジタルのワクチン証明書またはワクチンパスポートがあれば隔離などもなしですんなりと入国することができました。

日本に比べるととても簡単だなと素直に思ったしストレスも感じませんでした。

 

●まとめ

 

いかがだったでしょうか。

今回はドイツから日本帰国の際の水際対策についての記事を私の実体験を元に記事にしてみました。日本の水際対策についてはさまざまな意見が飛び交っていますが。もうすでにコロナの規制を緩和している国もちらほら見受けられますしマスクを義務化しない方針を定めている国もあります。そんな中でこれほど厳しく規制をしている日本は周りの国から鎖国していると言われても仕方ないとも思います。厳しい対策のせいで留学生も日本への留学を断念せざるを得ないような状況です。このような状態が長引けば長引くほど日本は世界から置いていかれてしまうような気がしてしまいます。少しでも早く治療薬やワクチンが普及して沈静化をすることができれば日本ももう少し対策を緩めることができるのではないかと思います。

 

どの国もコロナが早く終息して今までの日常が1日でも早く戻ってくることを願っています。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう!それではみなさん良い1日を。