ドイツのペットボトル事情〜Pfandって何??
Guten Tag!!
みなさんこんにちは!本日はドイツで生活する上で欠かせないペットボトルの『Pfand』について説明していきます。
個人的には日本にも導入していいんじゃないかと思うくらいいい制度だと思っています!
こんな人におすすめ
- ペットボトルはどうやって分別するの?
- 飲み物をスーパーで買うとPfandという文字があるけどなんだろう?
- 街中でペットボトルを集めてる人がいるけどなんでだろう?
と言った悩みをお持ちの方はこの記事を読めばすんなりと解決します!
それでは最後までよろしくお願いします。
1エコ大国ドイツ
ものを長く大切に扱う風習
リサイクルを生活の一部に
2ペットボトルの料金
ペットボトルや缶についてるPfandのマーク
一つのPfandの料金は25セント
3ペットボトルの捨て方
ペットボトルはスーパーなどに持って行く
Pfand分の割引レシート
4おまけ
ドイツのさまざまなリサイクル文化
1エコ大国ドイツ
ドイツに来てから思ったことの1つにものを大切に扱うという風潮をそこかしこに感じるというものがありました。
あじの出た鞄や革靴を履くおじさま方
スーパーではエコバッグを持参する
自転車のパンクを自分で直している人
はき慣れたジーンズとTシャツというシンプルさ
休日に家のインテリアをDIYする
等
(結構長く使ってそうだな)と思えるようなものが街の至る所で発見できます。ドイツ人のものを大切に扱うという気質を私生活の中からひしひしと感じられます。
その中の1つとしてペットボトルや缶の処分の方法があげれます。
日本にいるときはペットボトルや缶、びんは普通に分別してゴミとして捨てていただけだったのですが、ドイツには分別するゴミ箱にペットボトル、かんはありません。
(瓶は大きなコンテナのようなものがあり色ごとに廃棄しています)
ではどのようにしてペットボトルや缶等を処分しているのでしょうか?
というよりペットボトルをゴミ箱に捨てるのは少々もったいないことです。なぜなら
ペットボトルなどの飲料を買うときにデポジットとして25セント(30円程)を料金に加えられて払っているからです。
2ペットボトルの料金
ペットボトルや缶飲料の商品を買うときに商品の値段に加えてPfandというデポジット料金が加わります。
例えば水が1本75セントだとしたら25セントのPfandがプラスされ水1本の値段が1ユーロになるということです。
ですのでレシートを「見て25セントプラスされてる!」と最初は驚くかもしれませんがこれはデポジットなどで後で返してもらうことができます。
基本的に大きさなどは関係ありません。またペットボトルに限らず空き缶にも含まれています。
このマークがついているものはデポジットとして返金可能です。
私も最初は「あれ表記されていた値段よりも高くない?」と、心配になりました。最初は驚くかもしれませんがそのうち慣れてきます。
3ペットボトルの捨て方(デポジットの受け取り方)
さて、ではどのようにしてデポジット分のお金を受け取るのでしょうか。これは現金で返却されるわけではありません。
ドイツのスーパーではどこも入り口にPfandを回収する機械がありこれでペットボトル等のQRコードを読み取ってくれます。
この中にペットボトルを入れていきます
その後、レシートのようなものを受け取りいくら分のデポジット料金になったのかを確認できます。今回は2本捨てたので50セントになりました!これをお会計の時に一緒に出すとその分をお会計から差し引いてくれ流という仕組みです!
ちなみにこれはどこのスーパーで捨てても構いません。例えばREWEで買ったからREWEでしか処分できないというわけではなくPfandのマークがついていればどこのスーパーでも処分可能です。料金も一律で25セントです。(REWEはドイツの一般的なスーパーの名前)
つまりドイツでは空のペットボトルに25セント分の価値があることになります。4本集めれば1ユーロ(大体150円位)になるので意外とあなどれません。
ですのでペットボトルをゴミ箱から漁る人がいるのはのはそういう理由なのです。ペットも撮る等は街に落ちてると拾って行く人がいるので街にペットボトル等が散らばっていることはほとんどありません。タバコは多いですが、、、
4ドイツのさまざまなリサイクル文化
今回はドイツのペットボトル事情についてでしたが他にもエコ大国らしいと思えるような工夫がたくさんありました。
まず洋服のリサイクル。
ドイツではいらなくなった服や小さくて気なくなった服を回収するコンテナが街中にあります。
ここに持ち込むことで古着が恵まれない国の子供たちのもとに寄付されたり。新しくリサイクルされたりと回収ボックスの会社により行き先はさまざまですが、新たに人々の役に立っています。
次に瓶のリサイクル。
瓶は色ごとに分けて捨てるのがドイツ流です。色は全部で三種類あり、茶、緑、白、があります。これらを色分けして捨てることによってリサイクルするものが変わるのだそうです。
その他にもスーパーでビニール袋はありませんし、レストランなどでのプラスチックストローは廃止されました。
さすがヨーロッパの先進国の中でもトップのレベルを要する環境意識の高さです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ドイツに来てからさまざまな地球環境に対する取り組みが見られて日本にいた頃に比べると分別やゴミの処理など多くのことに気を使えるようになりました。
環境問題は我々地球人にとって大きな問題だと思います。少しでも私たち一人一人が心掛けることで改善していけることはたくさんあるのだと、ここに来てから学ぶことができました。
これから技術や環境に対する意識がどんどん変わって地球環境が良い方向に向かっていけるように私もしっかり尽力していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!また次回の記事でお会いしましょう。
それではみなさん良い1日を!